参考資料:文部科学省「企業と家庭で取り組む早寝早起き朝ごはん」
実は、大人も成長ホルモンが分泌はされていますが、もちろん子どもの時の方が分泌は活発です。
小学生になったし、早く寝るようにしなくっちゃ!と大人が意気込んでも、子供自身が「早く寝よう!」と自ら進んでするかと言えば、そうではありません。
そういう風に促していくには大人が仕向けていく必要があります。
そうです!子どもの生活リズムは、大人が作っていくものなのです。
そういう意識がありますか?
小学生になると、早く寝ない我が子に焦ってしまう保護者がいらっしゃいます。しかし生活習慣と言うのは、それまでの生活スタイルがそのまま引き継がれます。
帰って手を洗うという行為も、子供が自ら行う時もあるでしょうが、毎日の習慣があって、子供が自ら行うようになるのです。
それと同じように、”早く寝る”というのは、大人がそういう生活を子供に促していく中で、子供の中で習慣化していきます。
その習慣が何年もかかって身につくこと考えると、一番重要になってくる時期は、子供期といわれる小学生以上ではなく、その前の乳幼児時期と言えます。
しかし、その時期は親の都合で子供を動かす時期とも言え、22時以降にコンビニエンスストアなどで見かける親子連れを見ると、その時期が疎かになっていると感じる時が多くあります。
大人の意識一つで変わる
しかし、それも実は・・・大人の意識一つで変わる世界です。
・○○時までに布団に入る。
・スマホやゲームなどを寝る前には見ない。
・夜は○時以降はテレビは見ない。
など、まず目標を大人が決めましょう。
親の生活に子供を巻き込むのではなく、子供と親の生活を分離して考えましょう。
時にはできない時があるかも知れません。しかし、親が少しずつでも意識していくことで生活に変化が訪れます。子供の年齢が小さければ小さいほど変化は早いです。
「毎日子どもが寝ないから自分の時間がなくて困る」と言った保護者が相談に来られたことがあります。
その保護者に私は「早く起こしてごらん。そうしたら早く寝るから。子供の寝た後が自分の時間になるよ」とアドバイスをしました。
言われた保護者は、子供を朝7時過ぎに起きる生活に変えました。
そうしたところ、以前は22時近かった就寝時間が20時になったという報告を受けました。「子供が早く寝た後は自分の時間にすることができて、ストレスが少なくなった」と悩んでいた保護者が喜んでいました。
このように、親と子供の時間を分けることは親の時間を作る事にもつながってくるのです。今の生活が未来の成長期に影響があると思ったら、今を変えることが未来の子供たちが変わってきます。
早寝早起きが与える別の影響
生活リズムが整っている子供は勉強やスポーツにも意欲的に取り組むようになります。それが、心の安定にも繋がるのです。
また、暗くなると分泌されるメラトニンというホルモン。
幼児期が生涯のうち一番分泌されると言われています。早寝の意識をした小学校入学の時に、既に一番分泌される時期が過ぎてしまったということです。
出展元:「早起き・早寝が大切なわけ」(東京都生涯学習情報:東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課)
このメラトニンというホルモンは、第二次性徴に関係をしています。きちんと分泌されることで第二次性徴が適した時に起こります。
なぜ第二次性徴が適した時におきないといけないのでしょうか。
第二次性徴が早まることは子供に不利益になります。心がまだ子供なのに、体は大人ということです。
早くに大人に仲間入りと言えば聞こえはいいですが、まだ甘えたい時期に体だけ大人になるのです。
女の子ならば着る洋服に気を使い、友達からは好奇心の目でみられます。
そこに、心と体のアンバランスが生まれ、子供自身は葛藤し苦しみます。この葛藤ははかり知れないものです。
外で出せないフラストレーションを家庭内で発散することになり、本当に大変だったという話を、小学校3年で初潮を迎えた娘をもつ保護者と話したときに言われていました。
適した時に適した成長をすることが、子供たちに必要があります。そのためには親の意識が大切になってきます。
サプリメントの存在
親の意識が左右される子供時代。
意識一つで変わってくる時期ではあります。またそんな時期に補助食品としてサプリメントを取り入れることも、時としては必要なことだと思います。こちらのサイトでオススメする身長サプリメントが参考になりますよ。
もちろん、サプリメントだけに頼るだけでなく、食生活も見直してみることも必要になってきます。