「うちの子どもの身長は伸びるのだろうか?」と心配するお母さんは大勢います。身長が高いと「就職」「スポーツ」「恋愛」など、さまざまな面で優遇されることが多いからです。
そこで誰もが意識しているのが「思春期」です。なぜなら思春期に身長がよく伸びることは、経験上誰もが知っていますよね。ですので、子どもの思春期には食生活や生活習慣を気にかけることでしょう。
しかし、ここでどうしてもお伝えしたいことがあります。
あなたは、思春期が早いと身長が伸びにくいという話をどこかで聞いたことがありませんか?あるいは、昔は身長が高かったのに大人になってみたら、普通の身長になってしまった人が知り合いにいないでしょうか?
これには、あなたの周りにだけある偶然の話ではなく、はっきりとした理由があるのです。
思春期前の身長が、最終的な身長を決める
思春期に身長が伸びるという事実は、ほとんどの人が気がついています。
そして多くの日本人は、子どもの成長過程の早い段階で身長が伸びることをうれしく思います。親は皆、子どもが健全に成長することを願うので、子どもの同級生と比較して、自分の子どものほうが大きいと安心するからです。
しかし、実は思春期の身長の伸びには、あまり個人差はないのです。つまり、一度思春期が来れば、誰でも同じくらい身長が伸びるのです。平均的には、男子であれば25~30cmほどであり、女子であれば25cmほど伸びることになります。
思春期が終わると身長の伸びが少なくなる以上、思春期が早いというのは子どもである期間が短いということに他ならず、身長が伸びる期間が短いということになります。
以上の事実から、あなたが気をつけることは「むやみに思春期を早める育て方をしない」ということです。意外かもしれませんが、思春期前から身長を伸ばす取り組みを始めた方が子供の成長には有利なのです。
ここからは、思春期をむやみに早めてしまわないための注意点をあなたにお伝えします。
カロリーの取りすぎに注意する(肥満に注意)
カロリーの取りすぎは、思春期を早めてしまいます。
特に肥満になると、成長ホルモンの分泌が低下します。また、肥満児は早熟になってしまい早く大人の体になるので、思春期が早まるのです。
そして肥満にならないためには、子どもの運動習慣や食生活を見直す必要があります。
例えば、「平日のTVゲームを禁止して、休日のみゲームを許可する」「運動後ではないとゲームを認めない」などのルールを設定して、子どもに運動の習慣を身につけさせることで運動習慣を見直すことができます。その際は子どもにストレスを与えないように「ただゲームを禁止する」のではなく、運動に前向きになれるようにうまく誘導してあげることが大切です。
例えば、「オリンピックの映像を見せてあげて、世界のトップアスリートに憧れさせる」「野球観戦に連れていく」などの方法で、子どもの運動に対するやる気を高めれば、自然と運動が好きになるでしょう。
次に、子どもが興味を持っているスポーツの習い事に通わせることによって、運動を習慣化させることもできます。
また、成長させたいからといって、脂肪や塩分の多い食事まで食べさせすぎてはいけません。特に、ちまたのファストフードにはそのような栄養素が多く含まれていますから、育ち盛りだからといって、そういったものばかり食べさせてしまうと危険です。
近所のショッピングモールに子どもを連れて行った際、どうしても子どもはおやつを欲しがります。そういった場合も、あなたが手作りでおいしいお菓子を作ることができれば、脂質や糖分に配慮したものを食べさせることができます。
子どもはちょっとぐらい肥満なほうがという意見は信用せず、規則正しい生活をさせることが、思春期をむやみに早めない秘訣となるでしょう。
睡眠不足に注意する
睡眠不足も、思春期を早める要因の一つです。睡眠不足によってメラトニンの分泌が抑えられると、思春期が早まるという専門家の意見があります。
本来、思春期を迎える前の7~12歳ぐらいの子どもは、11時間前後の睡眠が必要になります。この時期に睡眠不足が起こると、思春期を早めてしまうことになるでしょう。
この時期の子どもが睡眠不足になる要因として「親の生活習慣」が問題になっています。ようするに、親の睡眠時間が遅いと子どもの睡眠時間が遅くなるのです。親が夜型であればあるほど、子どもも夜遅くまで起きることを悪いと思わなくなります。
ですから、子どもに早寝を強制するのではなく、家族全体で早寝を推奨する生活習慣を構築する必要があるのです。あなた自身が、今まで自分がやっていたことを一時間ずつ早め、早朝にできる用事は早朝にこなす努力が必要になります。
「寝る子は育つ」は個人差がありますが、「寝ない子は育たない」のは確実です。本来ならもっと伸びる身長を妨害しないために、あなた自身も子どもと成長していかなければならないのです。
ストレスに注意する
ストレスも子どもの思春期を早めることが分かっています。特に、家庭内不和によって「最も子どもが安心できる環境」が安心できない環境に変わったとき、子どもの精神状態が不安定になります。
また、精神的に不安定な状況が続くと、無意識のうちに大人になろうと子どもが感じ、思春期が早く訪れると言われています。そして、ストレスは睡眠にも大きな影響を与えますので、子どもに余計なストレスを与えていないかを意識する必要があります。
子どもがストレスを感じるところは複数あります。
例えば、先ほどお伝えしたように家庭内の夫婦喧嘩は、子どもが安心できる環境を奪ってしまう行為です。他にも「親の転勤による環境の変化」「学校で虐められていることによる疎外感」「塾や習い事などの、親からのプレッシャー」などで子どもはストレスを感じます。
特に、「塾や習い事などの、親からのプレッシャー」は、本当に気をつけなければ子どもの負担になっていることにあなた自身が気がつけないことが多いです。なぜなら、自分の子どもに対する期待は大きく、他人の子どもと比較してしまいがちだからです。
「あの子はもうあんなところまで進んでいるのに、どうしてあなたはできないの」のように、他人と比較して叱ると、ストレスを感じるだけでなく、子どもに無力感を与えてしまいます。健全な成長を支えるはずの親が、子どもの成長を阻害してしまっては元も子もありません。
特に思春期前の子どもは、生まれる月や成長スピードにより、他人の子どもより上達が遅れることもしばしばです。そこであなたができることは、子どもを早く成長させることではなく、子どもを信頼してあげることなんです。
まとめ
子どもの成長は、思春期前の食生活が重要なのはお伝えした通りです。そして、思春期をむやみに早めてしまわないためには「肥満」「睡眠不足」「ストレス」などを生活から排除し、健康な生活を心がけましょう。
子どもが安心して成長するために、「子どもの成長のための料理を作る」「生活習慣を朝型にする」「自分自身がコントロールできる範囲で絶対に子どもにストレスを与えない」など、あなた自身が成長する必要があるのです。
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