身長が伸びる季節とその理由を知り、一年中身長を伸ばす生活習慣をつくる

思春期に、子どもの身長が伸びるかどうかを気にする親御様は多いと思います。この時期に間違った食事や生活習慣で成長してしまったために、本来伸びるべき身長が伸びなかったという話はよく聞くからです。

しかし、子どもの身長を伸ばすために気をつけることは、他にもたくさんあります。

その一つに「季節」があります。この話をすると驚かれる親御様は多いのですが、子どもは一年を通して平等に身長が伸びるわけではありません。

そこで今回は、「子どもの身長が一番伸びる季節はいつか?」「この季節に身長が伸びる理由は何か?」「一年を通して身長を伸ばす工夫」について解説します。

身長が伸びるのは夏である

子どもの身長が一番伸びるのは「夏」だと言われています。

夏は日光に当たる機会が増え、それがメラトニンの分泌を促すからです。そのメラトニンが睡眠の質を高め、子どもの成長を促進させるのです。

他にも夏は、健康的な生活習慣になる条件がそろっています。

例えば、冬は寒いのでどうしても室内にいることが多くなります。しかし夏は、子どもが外で遊びたがる季節なので、外で運動を始めます。特に夏休みになると、毎日外に出かけて友人と遊んだり家族で旅行に行ったりします。

すると、体を動かすので、食事もしっかりと取るようになります。さらに、昼の運動で体が疲れると、夜は熟睡できるようになるのです。

このように、「食事」「運動」「睡眠」という身長を伸ばすうえで欠かせない生活習慣が、無意識のうちにそろうのが夏なのです。

季節に左右されない身長の伸ばし方を手に入れる

しかし、日本においては一番身長が伸びるのが夏という話であって、寒い時期に身長が伸びないというわけではありません。世界に目を向けると、オランダやロシアなど寒い地域に住んでいる人のほうが、体が大きいこともあります。

ここで大事なのは、「冬の寒い時期をどのように過ごすか?」ということです。ここで、寒いから昼過ぎまで寝てしまったり、一日中外にでて運動しなかったり、朝食を抜いてしまったりすると、子どもの身長が伸びづらくなります。

一般的に子どもたちは、思春期になるまで自分の身長を意識しません。子どもも親も将来的には伸びるだろうと感じているからです。しかし、子どもの身長を伸ばしたいのであれば、親であるあなたは子どもの身長が伸びる環境をつくる必要があります。

ここからは、冬でも身長が伸びるテクニックをあなたにお伝えします。

早起きさせて朝食を取らせる

まず始めに大事なことは、子どもに朝食を取らせることです。特に冬休みになると、学校がないので朝起きてこないことが多々あります。

しかし、今までは朝食を取っていたのに急に取らなくなると、生活習慣が崩れます。そうならないためには、あなたがキチンと早起きして朝食を用意し、「キッチン」「リビング」などの子どもが生活するスペースを暖めておく必要があります。

そうすることによって、布団から子どもを出し、夏と同じ生活習慣をつくりだす必要があるのです。それでも、どうしても布団から出たくないときってありますよね?

ここで一つとっておきのテクニックをお伝えします。

明日から、目覚まし時計を手の届かないところにセットしてみてはいかがでしょうか?

基本的に、目覚まし時計というのは自分の手の届く場所に置くことが多いです。しかし、これだと目覚ましを止めた後、二度寝してしまう可能性があります。

そこで、部屋のドア付近などの手の届かない場所に目覚ましをセットするのです。すると、強制的に布団から出ることになり、その足で洗面所に向かえば、一日が無駄なくスタートするのです。

子どもを外に出して運動する

次に大事なことは、子どもたちが一日のうちに一度は日光に当たる時間をつくりだすことです。日光に当たることによってメラトニンの分泌が促進される話は先ほどしました。しかし、夏であれば自然と外に出る子どもたちも、冬は意識していないと外に出ない可能性があるのです。

ですから、子どもたちが友達と遊ぶ用事がないときでも、あなたがうまく誘導して外に出して日光に当たる時間を用意してあげなければいけません。

オススメは、ウォーキングやランニングなどの運動です。あるいは、近所のショッピングモールまで歩いていく、のような難易度の低いものでも構わないでしょう。

外に出る直前まで暖房を入れておくのではなく、30分前には暖房を切り、その代わりストレッチなどの準備運動で体を温めるのです。その後、外に出ると自然とウォーキングなどの運動が取りやすくなります。

もしどうしても外に出るのが嫌な子どもなら、温水プールのような室内の運動施設に連れていくことを検討してみてもよいかもしれません。日光に当たるわけではありませんが、水泳のようなハードな運動は子どもを疲れさせるので、その後の食事や睡眠に良い影響を与えます。

早寝を心がける

早寝を心がけることも大切です。早起きさせると、早寝になるので上記でお伝えしたことを実践すれば、子どもは早寝になります。

しかし、注意すべきポイントが2点あります。

一つは、子どもの親であるあなたが早寝を心がけることです。

子どもの睡眠不足が目立つ家庭では、親の生活習慣が原因として上がります。ようするに、親が夜遅くまで起きていると、子どもたちも夜遅くまで起きることに抵抗がなくなるのです。

大人になると、6時間ほどの睡眠で何とかなりますが、7~12歳ぐらいの子どもは、1日11時間の睡眠が必要だといわれています。ですから、子どもだけでなく家庭全体で早寝早起きを習慣にする必要があるのです。

もう一つは、睡眠前の「スマホ」「PC」などの利用を避けることです。

デジタル化が進んだ昨今、親の世代では考えられなかったぐらいに、子どもたちのスマホやPCなどの利用頻度が増えています。しかし、スマホやPCから発せられるブルーライトには、脳を覚醒させる効果があります。

睡眠前に長時間使用してしまうと、せっかくの眠気が消えてしまう可能性があるのです。ですから、睡眠の2時間ほど前にはデジタル機器などから遠ざけ、「宿題」「読書」などに取り組ませるのがよいでしょう。

特に、睡眠中には、脳が脳内の情報を整理する役割を果たすので、睡眠前の学習はオススメです。

まとめ

季節によって、身長の伸びは異なります。しかしそれは、生活習慣次第で改善されるものです。

特に、「今までの良い生活習慣を崩さないこと」「冬は日光に当たる時間を増やすこと」を意識してください。すると、自分の子どもは周囲の子どもたちより健やかに育つことでしょう。

もちろん、季節に関係なく普段の食事は子供の成長にとって大切です。食事で補いきれない栄養素は、安全なサプリメントで補給することが望まれます。

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ABOUTこの記事をかいた人

のび研ライターのYです。子供の成長が気になるアラサーパパです。僕が168cm、妻も155cmと小柄なので心配しています。子供の身長は遺伝以外の要素も大きいと知り、少しでも子供の成長を応援してあげたく勉強中です。