とはいえ「ポリカル飲んだ?」という声かけをしないと忘れることもしばしば。小学4年生の注意力はまだまだ信用ならないってことだ。
今月も新しいポリカルが届いた。
ほぼ週一ペースで飲み忘れる日があるけれど、その日の分を翌日に飲んだりせずにあくまでも1日3錠を守ることにしている。食事と同じ栄養素と考えれば一日飲まなくてもさほど影響しないだろうし。
子供の夏休みについて思うこと
この一か月、夏休みに入って思ったんだけど、今の子ども達って宿題多くない?
どうしても自分たちのころの夏休みと比べちゃうんだけど、夏休みってぼーっとしたり、縁側でスイカ食べたり、用水路でカエル捕ったり、あほなこと考えたり、あほなことしでかしたりでまあ、くだらないことで忙しかったわけです。
宿題なんてのは楽しい夏休みにちょっと影をさすスパイス的存在でね、決して主役じゃなかった。脇役。
それが今や宿題がメインなの?ってくらい宿題が多い。毎日1時間くらいやらないと追いつかない。そのうえポスターだの、感想文だの、観察だの、俳句作成だの、これ本当に必要?って課題がたくさんある。句会に参加する確率なんて限りなく0に近くない?俳句はたしなまなくてもよくない?
ちょっと連泊の家族旅行なんかにも行けないほどの量ってどうなの?宿題じゃ心は育たないんだよな~。ま、野球があるから家族旅行はどうせ行けないんだけど。
結局、先生含め大人って子どもがぼーっとしているのを許さないんだよね。だから今の子どもって隙間なく何かやってる。宿題、スポーツ、ゲームなどなど。
ぼーっとしてると「ぼけっとしてないで〇〇しなさい!」なんていわれて。で、大人は「あ~南の島で何もしないで過ごしたい!」なんて言ってね。ぼ~っとしてる時間って心が熟成してる時間だと思うんですよ。で、くだらない遊びをしてみて思わぬ発見があったり。
子どもって遊びの中から何か見つけるじゃない?でも今はその遊ぶ時間ってやつがない。まとまった時間がないから数十分のゲームが遊びになっちゃうんだよなあ。
ってなことを愚痴っても机の上には相も変わらずワークだの、プリントだのが山積なわけです。こればっかりはポリカルパワーも及ばない。完全に管轄外。で、この夏休み終盤に入り2つのポスター制作に取り掛かっている息子。まさに破竹の勢いで二枚同時進行。
1ヶ月ぶりに身長を測ってみる
そんな息子を呼び出し、ちょいと1か月ぶりの身体測定をしてみる。息子はまだ10歳だから成長期のピークではないので伸びていても数ミリ程度じゃないかと予想してみる。確か前回の測定結果は、
・身長:137.4㎝ (10歳児平均136.9㎝)
・体重:28㎏ (10歳児平均33.2㎏)
(※2017年7月20日の測定結果)
だった。そして先月と同じ柱、同じ体重計で測定した結果は
・身長:138.6㎝ (10歳児平均136.9㎝)
・体重:27.3㎏ (10歳児平均33.2㎏)
えーーー!この1か月で1.2㎝も伸びてる!?いや、普通の柱と三角定規での測定なので多少の誤差はあるだろうが、柱につけた前回の印より少なく見積もっても1㎝は上を指してる。(ちょっと見ずらいが写真の三角定規下、鉛筆の線が先月のもの)
将来、高身長になるカギは成長期前にどれだけ背が伸びたか、つまり成長期がくる以前の小学校時代に身長を伸ばすことだとか。この計算で行けば息子の背は1年で10㎝は伸びちゃうってこと!?
体重にも注目してみると約700g減っている。測定の時間帯やお通じのあるなしによっても多少の誤差は当たり前とすればあり得る範囲といったところか。いや、それにしても伸びた身長が実際に1㎝以上あるなら体重が減りすぎなのか?骨太になった感じは今のところ、ない。
まあ、体重が減った心当たりはある。野球である。
夏休みに入り少年野球界はシーズンを迎え大きな大会が目白押し。休み中はほぼ毎日練習があり、運動量も増える。息子はがんばってほぼ欠席もなく参加してるので体重が落ちたのかも。
実は息子が入部した時点でやっと10人程度だった部は、この夏に急に入部希望者が増え、今では20数人の大所帯になった。それも他の部からの移籍組のため2,3年生の下級生でも息子は足元にも及ばない。
野球の大会のベンチ入りは20人。ベンチにすら入れないかもしれない危機である。次の大会のベンチ入りはおそらく無理だろう。
勝つためにする野球であるから人数が決まっているなら下手な子がベンチに入れないのは致し方ないことである。これには何の不満もない。ただ・・・。
試合にも出られない、ベンチにも入れない状態で、家族の時間を犠牲にしてまで続ける必要があるだろうか。今しかできない家族との遊びを犠牲にする価値があるだろうか、というのが私の本音。
息子がいなくても部は何のダメージもないのだから、他にやりたいことがあれば他のことをしてもいいんじゃないか?野球をやっているとつい忘れがちだけど、あくまでも野球はたくさんあるスポーツの中の一つであり、他のスポーツは星の数ほど存在する。しがみつく必要があるだろうか、と。
そこで私は息子に現状を話すことにした。
母「・・・というわけで、次の大会は数名がベンチ入りできない。誰が外されるかまだ分からないけど、やっぱり上手な子がたくさんいるからね・・・。」
息子「つまり、オレがピンチってことだね。」
母「そうなるね。で、もしお前がそこまでして野球やらなくてもいいとか、他のスポーツ、水泳とか(ちなみに息子水中では機敏でタイムもなかなか)一本にしたい気持ちがあればお母さん反対しないし、それでもいいと思う。どうする?」
息子は笑顔で即答した。
息子「オレはベンチに入れなくてもいい。みんなと野球がやりたい。絶対やめない。」
見たこともないようなさわやかな笑顔で言い切る息子。いい仲間に囲まれているんだな、とそう思った。そしてこの子の強さはいったいどこから来るんだろう、と不思議になる。
練習でバットに球が当たらず三振したといっては泣き、思うようにフライが取れず、最後まで残ってしまえば泣く息子。それでも翌日は楽しそうにグローブとバットをかかえ出かけていく。
思えば、三振した後、息子の肩をポンとたたくレギュラー上級生たち。エラーをした後「息子!あと少しでとれるぞ!」と声をかけるレギュラー同級生。その姿がいつか当たり前になっていたけれど、そういう仲間に囲まれてする野球はさぞかし楽しいに違いない。苦しくてもキツくても楽しいに違いないんだよね。
というわけで私も腹を括ってヘタクソな息子を引き続き応援することにした。この際身長はポリカルに、心は野球に成長させてもらおうと全て他力本願の今日この頃である。