「骨年齢」という言葉を知っていますか?
骨の年齢を知ることによって、「あとどれぐらい子どもは身長を伸ばすことができるのか」を、ある程度把握することができますよ。
骨年齢はどのようにして分かるの?
手のひらの骨と骨の境目には、「骨端線」という隙間があります。
骨端線は軟骨の一種で、身長が伸びるのは、この骨端線が伸びることを指します。ただし、大人になると軟骨部分がなくなってしまうため、身長が伸びにくくなります。
骨端線からみる「骨年齢」って?
骨年齢を推測するには、骨端線の状態を把握しなければなりません。
骨端線はレントゲンを撮ることで確認可能です。前述したとおり骨端線は軟骨なので、レントゲンには映りません。そのため子どもの手をレントゲンで撮ると、骨と骨の間に隙間があるように見えます。この隙間部分が骨端線にあたります。
骨端線がなくなると成長の終わりを意味しますので、この骨端線がどれだけ残っているかで骨年齢を確認することが可能です。
同年代のレントゲン写真と比べて、骨と骨の隙間が大きい場合は「骨年齢が低い」ということになります。つまり、身長の“伸びしろ”があるということで、今後の成長にも期待できます。
反対に隙間が細く小さい場合は「骨年齢が高い」ことを意味し、身長が伸びる可能性が低くなってしまいます。
骨年齢が低ければ身長はまだまだ伸びる!
骨年齢が低ければ、子どもの背が低くても、これからどんどん成長します。
もちろん身長が伸びるメカニズムは骨年齢だけではなく、男性・女性として成熟したタイミングや遺伝の関係、そして食生活などさまざまな要素が絡んでいるため、必ず背が伸びるとは言えません。
ですが、子どもの骨年齢を知っておけば、これから身長を伸ばす作戦を立てていくことができますよね!
骨年齢は「身長が伸びる可能性」の証
骨年齢が低ければ、生活習慣しだいでいくらでも身長を大きく伸ばせるでしょう。
しかし、骨年齢が低くても栄養バランスなどを軽視してしまうと、身長が止まってしまうことも無いとは言い切れません。
あらかじめ骨年齢を知っておき、それに合わせた生活習慣を守らせてあげれば、子どもの成長を大きく助けることができます。
骨年齢だけで子どもの身長を予想することはできませんが、早いうちから知っておくことで、成長を大きくサポートすることができます。
子どもは日々成長していきます。成長期を終えた頃に、「気を使ってあげていれば良かった~」と後悔しても時間は戻りません。してあげられることから、改善してみてはいかがでしょうか。