子どもの頃からできて、人気の高い職業に「モデル」があります。
同級生や周りの大人から「モデルさんみたいなスタイルでかっこいい」なんて言われると、気分も良いと思いますし、自信にも繋がるのではないでしょうか。
ただ、モデルは誰でもなれるのかというとそうではなく、やはり「モデル=高身長」というのは必須条件と言えます。
以前、「しくじり先生」というテレビ番組で大物芸能人である明石屋さんまさんと大竹しのぶさんの娘、IMARUさんが出演した時にこんな話をしていました。
IMARUさんがデビューしてすぐに雑誌の連載を任され、そのついでに「モデルもやってみません?」と提案され、モデルも夢の1つとして考えていたIMARUさんは快諾しましたが、「あくまでも連載記事の1コマ程度だろう」と思っていたみたいです。
しかし、実際は8ページというVIP待遇・・・そして、バッシングされるという不幸に。
大物芸能人の2世タレントとしての嫉妬みたいなものもあったかもしれませんが、一番大きなバッシングに「モデルにしては身長が低すぎる」というものがありました。
確かにIMARUさんの身長は150cmとモデルとしては非常に物足りないと感じますし、本人もそこについては「その通りだと思った」と語っていました。
なお、女性の平均身長(2018年度)は、成長が止まるであろう20歳の時点で159.5cmとなっています。
平均身長より低いのにモデルとなると2世タレントであるというのは抜きにしても、「モデル?」という疑問が出たのかもしれません。
身長で出れる雑誌やショーが違ってくる?
実際に統計を見てみても、ファッション雑誌に載っている人の身長は「165~170cm」で、ファッションショーに出ているような人だと「170cm以上」という風に、きちんと住み分けがされています。
もちろん、それ以下の身長でも雑誌やショーに出る人はいますが、確率から言っても身長が高い方が活躍の場が増えるのは確実でしょう。
でも、世界で活躍するモデルになるなら175cm以上は必須ですし、日本でもトップクラスになろうとすれば170cm前後は最低でも欲しいという印象がありますね。
そう考えると、子どもをモデルにしたいというなら最も大事にしないといけないのは「成長期」です。
習い事なども大事でしょうけれど、身長で足切りされてしまうという現実がある以上、最優先するのは「身長を伸ばすこと」ではないでしょうか?
それに身長が高いとそれだけで「優秀な人」「美人」と思われる傾向にあるので、イメージも重要な要因となるモデルにおいては、背が高いことはそれだけで大きな武器になるでしょう。
そのために必要なのが「十分な睡眠」と「十分な栄養」です。
身長やバストサイズが小さくなる子の共通点とは?
寝ている時に成長ホルモンが分泌され、その成長ホルモンの分泌をアップさせるのが「栄養素」なのに、それが十分に摂れていないと成長の伸びが悪くなってしまいます。
もちろん親からの遺伝も考えられますが、必要なことをやってそこまで身長が伸びないのなら親の遺伝も考えられます。
でも、必要なことをやらずに身長が伸びないのであれば、それは遺伝の影響とは言えません。むしろ、戦後から最近までずっと平均身長は伸びていました。
今は横ばい傾向にありますが、1960年から2000年の間で女性の平均身長は149cmから158cmまで伸びています。
食糧事情が改善したことが一番大きな要因だと思いますが、2000年以降で平均身長以上に伸びる子と伸びない子の差ができたのが、先ほど話した2つの要因の差ではないでしょうか。
私の知り合いの女子大生は22歳で170cmありましたし、28歳の女性も166cmと高い部類に入っている人がいます。
なぜそんなに身長が伸びたのかを聞いたところ、「よくわからないけど、食べるのが趣味だった」と言っていました(笑)
女の子の場合だと、中高生になる頃には周りの目を気にしたり、周りに合わせてあまり食べなくなる子もいますが、彼女たちは食欲優先というか、食欲には勝てないとばかりにしっかりと食べていたそうです。
やはり、しっかりと食べて、しっかりと栄養を取るというのは、高身長を目指す上で避けては通れません。
思春期の女子特有の行動に要注意!
親御さんとしては朝早くから起きて、子どものために作ったお弁当なのに、残して帰ってくるのはあまりいい気分ではないですよね…
ですが、子どもには子どもの世界があります。頭ごなしに怒っても反発を招くだけです。
特に学生時代は狭い世界で生きているので、大人になった時に「なんてバカなことをやっていたんだろう」と思うようなことでも良し悪しは別にして、その当時の子どもには世界の全てです。
ですので、子どもの気持ちを尊重しつつも、きちんと栄養を取ってもらう。そういう方法を考えてみてはいかがでしょうか?
例えば「朝ご飯を食べないのはしぶしぶOKは出すけど、代わりにこれは飲んでいきなさい」と言って、「飲むヨーグルトを飲む」という条件をつけるなど、子どもの考えも尊重しつつ、親としても子どもの成長をサポートするという方法です。
もちろん、飲むヨーグルトでなくても、バナナとかアーモンドとか少しでもいいので何か食べるようにする。
きちんと食べるのが好ましいけれど、それが難しいなら「空腹で学校には行かない」という約束だけでも取り付けた方がいいでしょう。
「ダイエット中だから」といって朝ご飯も抜くようになれば、それこそ栄養失調状態になり、身長や胸の成長は絶望的になります。
でも、これなら全く食べない時に比べれば少しでもカロリーや栄養素を取れると思いますし、多少は空腹を和らげることができると思います。